Bonjour
剣道＝心を鍛える。
私のイメージは心・体全てを鍛えると言うイメージがあります。

日本人の方は1回は耳にした事があると思います。↑礼と言うのは礼節で礼節とは、相手を思いやる心の事。

剣道は試合に勝っても、ガッツポーズを取ったりする事がない。それは、負けた相手を思いやる気持ちがあるからです。

私の子供も剣道を中学の頃からやり出しました。剣道をやられている方は、中学からでは遅いと思われると思います。

実際、私もなぜ今この時期？と思いました。早い子は、4歳から5歳ぐらいから始めるそうです。案の定周りの子達は経験者の子達ばかりです。

こんな中、大丈夫かな？とも思いましたが、剣道自体が個人戦なので団体戦（チーム戦）に出ない限り、チームに迷惑をかける事は無いから大丈夫だと思いました。

息子が試合に出る日が来ました。私も仕事が休みだったので、試合を見にいきました。
始めて息子の袴姿。

沢山の人が試合会場に来ています。みんな同じ格好で上下袴、おまけに面👺をつけている。
こんな中、息子を探すのも苦労するなーと思っていると、やはり親ですね。
面👺を被っていても、立ち方・姿勢などから息子だとすぐにわかりました。

正直、剣道を始めて1年ぐらいなので、すぐに負けて終了と思っていました。

ところが彼（息子）は私の想像を覆した。相手と向き合い挨拶を交わす。審判の合図で試合が始まる。
相手は、小学生の時から剣道をやっている経験者。
『あー、勝負はすぐに決まるなー、すぐ負けるなー。』と思いながら試合を見ていました。

『やー！』と大きな声を出し息子は相手に向かっていきました。
ビックリ！家でもあんなに大きい声を出した事がない大人しい息子が・・・
『メーン』と言って面👺をとりに行く。すぐに躱わされる。躱わされても、すぐに後ろを振り返り竹刀を構える。普段では想像も出来ない軽やか動きだ。
勿論相手の方が上手いが必死に相手の動きについて行こうとしている。

私はこれまでの事が、走馬灯のように頭をよぎった。シングルになって13年（この当時は・）
息子が1歳の時にシングルになり、それから仕事・仕事に明け暮れていて息子と接する時間がほとんどなかった。

一生懸命戦っている息子の姿を見て、涙が溢れて止まらなかった。私はこの13年間息子との思い出が余り（いや、ほとんど）ない。幼い頃息子を抱いた温もりもほとんどないのです。
息子がこんなにも育っていたなんて普段見る息子は、口数が少なく大人しい子だとばかり思っていました。

母親失格！と思ったのと同時にどんなに仕事が忙しくても、もっと子供との時間を大切にしょうと思いました。
息子に負けられない！どんなに辛い事があっても前向きに歩いて（戦う）と思いました。

結局、息子は負けました。
ですが、見応えのある良い試合をしてくれました。
勝負は勿論勝った方が良いのでしょうが、人の（人間）一生懸命している姿は人の心を動かします。（どんなにボロボロに負けても・・・）

7年たった今でもその試合の光景は目に焼きついています。
現在、彼（息子）は、大学で副大将をしています。

日本刀（Japanese sword)剣道の歴史を辿ると、その根源は日本刀の出現にあるそうです。
すごく奥が深いみたいです。私自身素人な為、安易に語れないところがありますが・・・

現在使用されているのが、木刀・竹刀です。木刀（bokuto)は日本刀を模した木製品です。
長さが101.5cm、（1〜3級を受ける時）重さ400〜600gで竹刀よりも短く重くなっています。ちなみに息子は、木刀で素振りを1000回やっています。（時々ですが・・・笑）

竹刀（bamboo sword)は、剣道で良く使用します。日本刀に似せて作った竹素材の道具です。
竹刀には刃がなく、軽くてしなやかな為、安全性が高く剣の技を磨くには最適と言われているそうです。

試合を見ている分にはカッコ良く簡単に見えるので、息子の動きが鈍い時など『なんですぐに戻れ無かったの？』と聞いてしまいます。本人いわく防具は重く、袴も動きにくいし面を被っている為、視界もすごく狭くなり周りが見にくいそうです。

また、木刀に比べると竹刀は軽いですが、何回も振り上げたりすると重く辛いみたいですね。
周りで見る程簡単ではないと怒られてしまいました。（笑）

他にもたくさんあります。

剣道は、何歳からでも始められるみたいで、80歳になってから体を鍛える為に、始められる方もいらっしゃるそうです。

私も心・体を鍛えたいので始めようかな？と思っています。

fin~

Amaterasu.Ryu