cool mignon bonjour

かっこいい 可愛い日々を・・・



1番大切な物


Bonjour

あなたにとって、1番大切(大事)な物は何ですか?と聞かれたら、あなたはどう答えますか?若き頃は考えた事無かったし、まぁ、若い頃の1番と言うと友達と思っていました。(勘違いしないで下さい。今も友達は大事ですよ・・・)

幼い頃から劣等生で優等生は、いつも1番上の姉(私は、3姉妹の3番目)自分がどんなに頑張っても、母には絶対認めてもらう事は出来ないと、幼い頃のいつの日からか思い出した。

それから、親・家族に期待(愛情)を持つ事を辞めた。
自分の事だけを分かってくれる人だけでいい。家族なんていらない。面倒くさいと思った。
誰からも縛られずに自由気ままに生きて行きたい。

極力、家にいないようにした。
就職も、家から通えない距離を選び寮が付いている所に就職した。
家が嫌いだった私は、寮生活には自然に溶け込んでいった。私が選んだ会社は、半年間は研修があり研修が終わった後にそれぞれの希望の場所へと配属が決まる。その日が来るまでは、同じ年齢の子達と生活を共にする。協調性に欠けている子は結構すぐに辞めていった。
毎日仕事(研修)が終わるとみんなで、門限まで遊んだ。(時折門限を過ぎて、怒られることも少々あったが・・・・笑)

この時は、まさか自分が大嫌いな家の跡取りになるとは、1mmも思っていませんでした。

月夜

現在の私の1番は、家族です。
結婚・出産・主人の病気・離婚・・・・
結婚して、子供ができて勿論子供が私の1番になりました。子供の為なら何でもできる。本来なら主人と一緒に病気と闘いながら生活を送りたかった。
でも、私は主人の病気を支える事が出来なかった。逆に私と子供達は主人の重荷に感じられていた。私は主人とは1番大切であろう家庭を築く事は出来なかった。

現在は大ッ嫌いだった実家(母・父)が今は私のかけがえのない家族になっている。この20〜30年で自分の気持ち・生活こんなに変わるとは思っても見なかった。一緒に住んでいたら情が湧くんですかね?

大嫌いだった料理もこの私が、毎日母の為に介護食(癌食)を作っている。本を買ったり、ネットで調べたりして、食べられる物・食べられない物いろいろ考えながら作っている。

ごく最近では少し楽しくなって来ている所もある。それはなぜか・・・
みんなが残さず食べてくれる事。口では『美味しい』と言ってくれても、残されたら何となく悲しくなる。この頃は、『美味しい』と言ってほとんど残さず食べてくれる。
それがとても嬉しく、また作りたいという気持ちにもなる。次第に少しずつ上手くなっている気がする。(自分だけがそう思っているかもしれないが・・・笑)
患者の人(母)に食事を作るのは思った以上に簡単では無かった。特に私みたいに歳は取っていても料理を作った事があまり無かった私には難しかった。
胃に良い物?(消化が良い物)う〜ん?何って感じ!まずそこから!
それに加えて、母は少食で好き嫌いも多かった。栄養補助食品で補おうしても昔から完食をしない人だった為、ここも難しい。

好きな物を好きなだけと、言うが母は食べ無い。昔から少量しか食べ無い。それならば次の手段を考えると、カロリーの高い物を食べてもらうしかない。
あまりにも、強制的に食べさせると逆効果で余計に食に対して嫌になるのも困るかな?と思ったので、好きな物を好きな時に食べた方がいいと思い、強く強制的に食に対して注意する事は無かったです。食が細いと免疫力が落ちてしまい、普通の病気にかかりやすくなる。風邪から肺炎になり死に至る人もいます。

どうやったら免疫をつける事ができるのか?少しでも栄養補助食品を食べてくれれば良いのだけど・・・どうやったら食べてくれるのだろう。ごく最近そんな事ばかり考えている。限られた食事の種類の中で、何を作って良いのか何を買って良いのかわからなくなってしまう。

寝ないでそんな事ばかりしていると、娘から『体壊すよ!自分の体を壊して面倒みる必要はない。』と言われた。勿論娘が言っている事も理解できている。じゃあどうすればいい?

まだ完璧に自分が壊れたわけではない。なぜすぐに諦めようとするのだろう。結論を出そうとするのだろう。選択肢の中にみんなで協力すると言う考え方はないのでろうか? みんなが笑いながら生活を送られるようになぜ考えようとしないのだろうか?すぐに結論を出し、すぐに自分が楽な方向に行こうと考えてるようにしか見えなかった。やるせ無い気持ちがした。
(娘は私の事を考えていったのでしょうが・・・)
この子と考え方が交わる事は無いと思いました。(まあ、いまどきの子なのでしょう)

今の状況で私が欲しかった言葉はそれでは無かった。これからは、家族に自分の本当の気持ちを伝えるのは辞めようと思った。

自分が癌にかかった訳では無いけど辛い!でも自分だけでは無い。世の中には同じ境遇の人が居るはずだ。人生で2回目の胃癌患者の家族として、今回はどう対応して良いのだろう?

この頃知った事がある。母は私の前では平然としてすごく前向きな発言を行なっているが、他の人には『なんで自分がこんな病気に罹らなくてはいけないのだ。今まで真面目に生きて来たのに・・・』と言っているらしい。きっと私には心配かけたくないので、なんとも無い素振りをするのだろう。(本当はネガティブ)

癌の家族は2回経験しましたが、癌本人にはなった事が無い。だから主人と母の気持ちはわからないです。

私は1番大切な家族を守っていけるのだろうか?時々不安になります。


介護食

↑母に作った食事ですが、肉団子の中に栄養がつく粉を入れたら、強烈な匂いでしたが、母は『凄く美味しい!』と言って食べていました。笑‼️

fin~
Amaterasu.ryu


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP